ある日のこと、いつものようにトイレに入り、照明スイッチを押したのですが、カチッという感触がなく、照明が点きません。何度か試しましたが、やはり反応なし。まさか、と焦りましたが、電球を交換しても状況は変わりませんでした。これは最近増えた本巣市のゴミ屋敷によくあるスイッチの故障に違いない、と直感しました。築年数の古い我が家では、いずれ来るだろうと思っていたトラブルでした。 最初は自分で直せないものかと考えました。簡単な配線なら、DIYの経験もあるし…と。しかし、調べてみると、スイッチ本体の交換には「電気工事士」の資格が必要だということが分かりました。 感電のリスクや、配線を誤ると火災につながる可能性もあると知り、さすがに素人が手を出すべきではないと判断しました。家族の安全を最優先に考え、プロに依頼することに決めたのです。 インターネットで近所の電気工事業者を探し、いくつか問い合わせをしました。トイレのスイッチ交換は比較的簡単な工事とのことでしたが、料金は業者によってまちまちでした。最終的に、実績があり、説明が丁寧な業者さんを選びました。 依頼から数日後、業者さんが来てくれました。まずはブレーカーを落とし、テスターで通電していないことを確認する姿を見て、やはりプロに任せて正解だったと強く感じました。慣れた手つきで古いスイッチを取り外し、新しいスイッチへと交換していきます。作業は想像していたよりもずっと早く、30分もかからずに完了しました。新しいスイッチは、カチッとした確かな手応えがあり、照明も問題なく点灯します。緑色に光るホタルスイッチを選んだので、暗い中でもスイッチの位置がすぐに分かり、夜間の使用も格段に便利になりました。 今回のトイレスイッチ交換を通じて、電気工事の専門性とその重要性を改めて認識しました。日頃何気なく使っているスイッチも、見えないところで私たちの生活を支えている大切な存在です。もしトイレのスイッチに不具合を感じたら、無理なDIYはせず、プロの力を借りることが賢明だと心から思います。安全と安心をお金で買う、それは決して無駄な投資ではありませんでした。
私のトイレスイッチ交換体験記